console.log でデバッグしていませんか?
実はVSCodeには強力なデバッグ機能が標準搭載されていて、console.log を書かなくても変数の中身を確認できます。
この記事では、VSCodeのデバッグ機能の使い方を初心者向けに解説します。

デバッグ機能を使えば、console.logを大量に書く必要がなくなります。一度覚えたら手放せません!
デバッグとは?
デバッグとは、プログラムのバグ(不具合)を見つけて修正する作業のことです。
多くの初心者は console.log() で変数の値を出力してバグを探しますが、VSCodeのデバッグ機能を使えば:
- デバッグ機能のメリット
-
- コードを途中で止めて変数の値を確認できる
- 1行ずつ実行して処理の流れを追える
- console.logを書いたり消したりする手間がなくなる
- 複雑なバグも効率的に原因を特定できる
デバッグの基本:ブレークポイント
ブレークポイントとは?
ブレークポイントは、プログラムの実行を一時停止する目印です。
「この行でプログラムを止めて、その時点の変数の値を見たい」という時に使います。
ブレークポイントの設定方法
コードの行番号の左側をクリックすると、赤い丸が表示されます。これがブレークポイントです。
もう一度クリックすると解除されます。
ショートカット:カーソルを置いて F9 でもOK。
JavaScript/Node.jsのデバッグ手順
ステップ1:ブレークポイントを設定
デバッグしたい行の行番号の左をクリックします。
例えば以下のコードの3行目にブレークポイントを設定:
function calculateTotal(items) {
let total = 0;
for (const item of items) { // ← ここにブレークポイント
total += item.price * item.quantity;
}
return total;
}
ステップ2:デバッグを開始
- サイドバーの虫のアイコン(Run and Debug)をクリック
- 「Run and Debug」ボタンをクリック
- 環境を選択(Node.jsなら「Node.js」)
または F5 キーでデバッグ開始。
ステップ3:変数を確認
ブレークポイントでプログラムが止まると:
- 左パネルの「変数」セクションに現在の変数の値が表示される
- コード上の変数にマウスを乗せると値がポップアップ表示される
- 下部の「デバッグコンソール」で式を入力して評価できる
ステップ4:ステップ実行
プログラムが止まった状態で、1行ずつ実行を進められます。
| ボタン | ショートカット | 動作 |
|---|---|---|
| Continue(続行) | F5 | 次のブレークポイントまで実行 |
| Step Over(ステップオーバー) | F10 | 次の行に進む(関数の中には入らない) |
| Step Into(ステップイン) | F11 | 関数の中に入って1行ずつ実行 |
| Step Out(ステップアウト) | Shift+F11 | 現在の関数を抜ける |
| Stop(停止) | Shift+F5 | デバッグを終了 |

最もよく使うのは「Step Over(F10)」です。1行ずつ進めながら変数の値がどう変わるか確認しましょう!
HTMLファイルのデバッグ
HTMLファイルのJavaScriptをデバッグするには、ブラウザのデバッガーを使います。
launch.jsonを作成
サイドバーの「Run and Debug」→「create a launch.json file」→「Chrome」を選択します。
設定を確認
生成された `launch.json` の `url` がローカルサーバーのURLになっていることを確認します。Live Serverを使っている場合は `http://localhost:5500` になります。
デバッグ開始
`F5` でChromeが起動し、VSCode上でブレークポイントが使えるようになります。
Pythonのデバッグ
Python拡張機能がインストールされていれば、PythonでもVSCodeのデバッグ機能が使えます。
def calculate_average(numbers):
total = sum(numbers) # ← ブレークポイントを設定
count = len(numbers)
return total / count
scores = [85, 92, 78, 95, 88]
average = calculate_average(scores)
print(f"平均点: {average}")
- ブレークポイントを設定
F5でデバッグ開始(「Python File」を選択)- 変数パネルで
total,count,numbersの値を確認
デバッグでよくある質問
ブレークポイントで止まらない
原因と対処法:
– 実行しているファイルとブレークポイントを設定したファイルが違う
– ブレークポイントの行がコメントや空行になっている
– launch.jsonの設定が正しくない
「変数」パネルに何も表示されない
デバッグが開始されていない可能性があります。F5 でデバッグを開始してから確認してください。
もっとプログラミングスキルを上げたいなら
デバッグ機能を使いこなせるようになると、バグの解決スピードが格段に上がります。
- 関連記事
-
- [VSCodeの波線の意味と消し方](/blog/423/)
- [VSCode拡張機能おすすめ15選](/blog/3409/)
- [VSCodeショートカットキーおすすめ20選](/blog/3407/)
- [VSCodeのターミナルの開き方・使い方](/blog/3406/)
プログラミングを体系的に学ぶなら
独学で限界を感じていませんか?プロのカリキュラムなら最短でスキルが身につきます。
※無料体験・無料カウンセリングあり
まとめ:console.logを卒業しよう
- この記事のポイント
-
- ブレークポイントは行番号の左クリックで設定
- F5 でデバッグ開始、F10 でステップ実行
- 変数パネルで値を確認(console.log不要)
- JavaScript、Python、TypeScript等に対応
最初は console.log の方が楽に感じるかもしれませんが、デバッグ機能に慣れるとバグ修正のスピードが劇的に変わります。
まずは簡単なプログラムでブレークポイントを試してみてください!

コメント