VSCodeのターミナルってどう開くの?
コマンド操作が怖くて、ターミナルを使わずに作業してきた…という方は多いです。でも実は、VSCodeにはターミナルが内蔵されているので別アプリを開く必要はなく、ショートカット一発で呼び出せます。
この記事では、ターミナルの開き方から基本コマンド・便利な使い方まで丁寧に解説します。

ターミナルが使えるようになると、Git操作・パッケージのインストール・サーバーの起動がエディタから離れずに完結します。一度慣れると手放せなくなりますよ!
VSCodeの内蔵ターミナルとは?
ターミナルとは、コマンド(テキストの命令)を入力してパソコンを操作するツールです。
通常はMacなら「ターミナル.app」、Windowsなら「コマンドプロンプト」や「PowerShell」を別途起動する必要があります。しかし、VSCodeにはターミナルが最初から組み込まれているので、エディタを閉じずにコマンド操作ができます。
- VSCode内蔵ターミナルのメリット
-
- エディタとターミナルを行き来する手間がなくなる
- プロジェクトフォルダが最初から開いた状態になっている
- 複数のターミナルを同時に起動できる
- Git操作・サーバー起動・ビルドがエディタ内で完結する
VSCodeのターミナルの開き方【3つの方法】
方法1:ショートカットキーで開く(最速)
Mac: Command + J または Ctrl + ``(バッククォート)
Windows: Ctrl + ``(バッククォート)
Macの場合、どちらのショートカットでも開けます。
Command + J:VSCodeの下部パネル全体のトグル。ターミナルを最後に使っていた場合はそのまま開きます。押しやすいのでこちらがおすすめです。Ctrl + ``:ターミナルに直接フォーカスするショートカット。バッククォートはESCキーの下にあります。
もう一度同じショートカットを押すとターミナルが閉じます。

Macなら `Command + J` の方が押しやすくて使いやすいです。ただしVSCode側の設定でショートカットが変わっている場合もあるので、どちらも試してみてください。
方法2:メニューから開く
- 画面上部のメニューバーから「ターミナル」をクリック
- 「新しいターミナル」を選択
初めて使うときやショートカットを忘れたときに。
方法3:コマンドパレットから開く
Cmd + Shift + P(Mac)またはCtrl + Shift + P(Windows)を押すterminalと入力- 「ターミナル: 新しいターミナルを作成」を選択
ターミナルの基本コマンド
ターミナルを開いたら、まず以下のコマンドを覚えておきましょう。
| コマンド | Mac/Linux | Windows | 説明 |
|---|---|---|---|
| フォルダ移動 | cd フォルダ名 | cd フォルダ名 | 指定したフォルダに移動する |
| ファイル一覧 | ls | dir | 今いるフォルダの中身を表示する |
| フォルダ作成 | mkdir 名前 | mkdir 名前 | 新しいフォルダを作成する |
| ファイル作成 | touch ファイル名 | type nul > ファイル名 | 空のファイルを作成する |
| 現在地確認 | pwd | cd | 今いるフォルダのパスを表示する |
| 画面クリア | clear | cls | ターミナルの表示をリセットする |
cdコマンド:フォルダを移動する
ターミナルで最もよく使うのが cd(Change Directory)コマンドです。
# デスクトップに移動
cd ~/Desktop
# 「my-project」というフォルダに移動
cd my-project
# 一つ上のフォルダに戻る
cd ..
# どこからでもホームディレクトリに戻る
cd ~
VSCodeでフォルダを開いている場合、ターミナルを起動すると最初からそのフォルダにいる状態になっています。いちいち cd で移動しなくていいのもVSCode内蔵ターミナルの便利な点です。
lsコマンド:ファイル一覧を確認する(Mac/Linux)
# 基本のファイル一覧
ls
# .gitignoreなどの隠しファイルも含めて表示
ls -a
# ファイルサイズ・更新日時も含めた詳細表示
ls -la
Windowsの場合は ls の代わりに dir を使います。
ターミナルの便利な使い方
複数のターミナルを同時に使う
VSCodeでは複数のターミナルを同時に起動できます。たとえば「1つ目でサーバーを起動したまま、2つ目でGit操作する」といった使い方が便利です。
- 新しいターミナルを追加:ターミナルパネル右上の
+アイコン、またはCtrl + Shift + `` - 切り替え:ターミナルパネルのタブをクリック
- 削除:タブを右クリック → 「ターミナルを強制終了」

フロントエンド開発でよくやるのが「1番にnpm run start(サーバー)、2番にgit操作」という使い方。サーバーを止めずにコミットできるので便利です。
ターミナルを左右に分割する
ターミナルパネルの右上にある分割アイコンをクリックすると、ターミナルを横に2つ並べて使えます。
- Mac:
Cmd + \ - Windows:
Ctrl + \
左右を並べて見比べながら作業するときに使えます。
シェルの種類を変更する(Windows)
Windowsでは、デフォルトのシェルがPowerShellになっていますが、Git操作が多い場合はGit Bashに変更するのがおすすめです。
Ctrl + Shift + Pでコマンドパレットを開くTerminal: Select Default Profileを検索・選択- 好みのシェル(Git Bash、PowerShellなど)を選択
変更後に新しいターミナルを開くと、選択したシェルで起動します。
ターミナルでGitを操作する
ターミナルの使い方がわかったら、次はGit操作に活用しましょう。VSCode内蔵ターミナルからそのままリポジトリ操作ができます。
# 変更状況の確認
git status
# ファイルをステージング
git add .
# コミット(変更内容をメッセージ付きで保存)
git commit -m "○○を修正"
# リモートリポジトリにプッシュ
git push origin main
# リモートの最新を取得
git pull origin main

VSCodeには左サイドバーにGUIでGit操作できる機能もありますが、ターミナルからコマンドで操作する方が細かい制御ができます。どちらも使えると便利です。
エラーが出たときの対処法
「command not found」と表示される
コマンドが存在しないか、インストールされていません。
よくある原因と対処法:
nodeコマンドが使えない → Node.jsをインストールしていない。Node.js公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。gitコマンドが使えない → Gitをインストールしていない。git --versionで確認し、インストールされていなければ公式サイトからインストールしてください。pythonが使えない → PythonをインストールするかPATHを通す必要があります。
インストール後はVSCodeを再起動してからターミナルを開いてください。
「permission denied」と表示される
ファイルやフォルダへのアクセス権がありません。
対処法:
# Macでシステム全体に影響するコマンドの場合(sudoを先につける)
sudo npm install -g パッケージ名
# ファイルに実行権限を付ける場合
chmod +x ファイル名
sudo は管理者権限でコマンドを実行します。パスワードを求められたらMacのログインパスワードを入力してください。
ターミナルが応答しない・止まっている
コマンドが実行中で終了していないか、何かの入力待ち状態になっています。
Ctrl + Cを押すと実行中のコマンドを強制終了できますqを入力するとページャー(lessなど)を終了できます- それでも動かない場合はターミナルを閉じて新しく開いてください
「No such file or directory」と表示される
指定したファイルやフォルダが存在しないか、パスが間違っています。
# 現在どこにいるか確認
pwd
# 今いる場所のファイル一覧を確認
ls
ls でファイル名を確認してから、正確なパスを指定してください。
まとめ:まず Command + J を覚えよう
- この記事のポイント
-
- Mac: `Command + J` または `Ctrl + “ ` でターミナルが開く(`Command + J` がおすすめ)
- Windows: `Ctrl + “ ` でターミナルが開く
- VSCodeでフォルダを開いているとターミナルはそのフォルダから始まる
- `cd`・`ls`・`pwd` の3コマンドを最初に覚えよう
- 複数ターミナルで「サーバー起動しながらGit操作」ができる
最初は cd と ls だけ使えれば十分です。毎日触っていれば自然と手が覚えます。
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